仕事に追われ、1ヶ月以上も新規記事更新をしていませんでした。
久しぶりの更新です。
皆さんは学生時代、世界史は好きだったでしょうか?
今回は「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」です。
- 世界史を暗記科目として勉強しているorしていた方
- 改めて、世界史を学んで教養を身につけたい方
ストーリーで覚えることで身につく世界史の教養
書店の世界史コーナーへ足を運んだきっかけは、いわゆる教養を身につけるためです。
本を読むようになってから人が歩んだ歴史を知ることは、生きていく上で重要なことだと知りました。
まずは、広く世界史全体を追いかけられる本を探そうとした矢先です。
目に飛び込んできたのは「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」という表紙でした。
一度読んだら絶対に忘れないなんてことはないでしょう…と手に取っていました(笑)
歴史を暗記しても覚えてはいない
僕は高校生のとき、世界史が好きか嫌いかでいうと好きな方でした。
理由はテストで点が取れるからです。
世界史自体が好きだったのか?と言われると怪しい理由ですが、覚えるのは楽しかったです。
しかし、良い点数を取れた要因は、一時的な暗記が得意だったからに過ぎません。
手にとって本を読み始めたところ、覚えていることほとんどありませんでした。
単語や年号を覚えるのではなく、ストーリーを読む
暗記科目として認識されていることが世界史への苦手意識や、教養として身につかないことに繋がるとしています。
著書で実践されていることは主に2つです。
- 年号を使わないこと
- 主役を変えないこと
どちらも今までにない試みです。
年号が出てこない新しい教科書
歴史といえば、年号ですよね。
学生の頃は歴史=年号と結びつけて覚えましょうと教わった気もします。
1192(いい国)作ろう!鎌倉幕府を教えられていた世代です。今は1185(いい箱)らしいです。
「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」は年号が出てきません!!
筆者も今までにないと本の中で綴っています。
何をしたのか?に集中できる
世界史を勉強する中で覚える大半のことは、範囲内の単語や年号、人物名です。
年号を出さないことで誰が(国、人)何をしたのかに集中できると感じました。
主役を固定化して、ストーリーを辿る
著書は歴史の中で最初に、文明が栄えた4つの地域を1つずつ焦点を当てています。
- ヨーロッパ
- 中東
- 中国
- インド
主役を変えずにストーリー仕立ての作りにすることで、とっつきやすくしています。
一般的な教科書は主役が変わるのでわかりにくい
一般的に学校で教える世界史の教科書は、年代ごとの出来事を一通り確認した上で次の年代に進みます。
そう、主役(国や地域)がコロコロ変わっていくのです。
1ページの中でエジプト文明の話も、中国文明の話も一緒くたに書かれている状態です。
今までは当たり前だと思っていましたが、複雑さが増しているような作りです。
世界史全体の流れを掴みやすい本のひとつ
世界史全体を学びたいという僕の目的に合う、本の一つでした
- 主役が固定のストーリーなので章ごとの話が読みやすい
- 地域ごとの特色が読み取りやすい
- 巻末付録に深掘りしたい地域や国、年代ごとに読むべき本の記載がある
- 人物名の振り仮名がない場合が多い
- 地図が見にくい(海と陸の区別がつきにくい)
教養として、世界史を学ぶためのスタートにふさわしい本でした。
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